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夫の介護有無と通院率に差は無い2014年10月28日 08:57

介護者は免疫力が上がる」という通説について
「通院率」というデータがあったので検証してみました。

この通説はある介護者が言っていたことですが、
 「神様が共倒れにならないようにそうする」
 「人間の神秘で生きる力が強くなる」
のだと・・。

下記のデータによると
データ1・介護者の夫(70-80代中心)の通院率は72%
データ2・一般の70代80代の男の通院率は70-73%

ということで、絶対値として70%は高そうですが、
「通院率」で見る限り介護の有無に「通院率」の差は無さそうです。

ただ、傷病名は高血圧、糖尿病、歯の病気なので、
免疫力というより、高齢による疾患なので、
風邪などの病気で差を見れたらいいなと思います。


ちなみに、私は高血圧でも糖尿病でもなく、
痛風で通院中です。

一般男性の60代は57%の通院率です。

----データ1-----
石川看護雑誌 Ishikawa Journal of Nursing Vol.10, 2013
高齢期の妻や親を介護する男性の介護状況に関する実態調査
−石川県における介護支援専門員に対する質問紙調査−
2011年調査データ

・介護者の中で夫の通院率が72.2%と高い。息子もいれた全体では54.5%
・介護者の中で夫の年齢は70代と80代が中心で87.8%を占める。
(息子は50代60代が中心)

----データ2-------------------------
厚生労働省 国民生活基礎調査の概況 通院者の状況

年代別に通院者の状況がありました。

平成22年  全体では男34.8%
・70代男で69.2%、80代以上で71.5%

平成25年  全体では男35.9%
・70代男で70.2%、80代以上で73.3%

通院者には入院を含まないので、入院を含むともう少し高くなるようです。
ちなみに、上位傷病は
平成22年①高血圧、②歯の病気 ③糖尿病 ④高脂血症 ⑤腰痛症
平成25年①高血圧 ②糖尿病 ③歯の病気 ④腰痛症 ⑤目の病気
だそうです。


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