11月6日の退院以来、在宅で胃ろうスタート、
ほぼ1か月経ちトラブルもなく順調に投与できています。
妻の糖尿病のための栄養計算は食材のg数を計らない分、簡単になりましたが、自分の自炊があるので、栄養剤と水分の投与作業が単純に増えてしまい
抜けの無いようにチェックシート管理しています。
今の課題は、
毎日の体重と便を見ながら
水分投与のタイミングと栄養管理を試行錯誤中です。
■ラコール半固形栄養剤の問題点とその解決
退院から、スタートしたのは、ラコール半固形栄養剤が1パック300kcalなので
4パックを、朝1パック-昼2パック-夕1パックで振り分けていました。
1200kcal(15単位)
炭水化物62.4% たんぱく質17.5& 脂質20.1% 食物繊維0g
その問題点 …糖尿病で寝たきりが多い妻の場合の問題点です。
×1200kcalは体重急増につながっている 入院前は13.5単位=1080kcal
×300kcal単位でしか増減できないので1200kcalを減らすと900kcalになる
×昼が朝や夕より多いため、夕食前の血糖値が200を超えている
×PFCバランスが糖尿病のガイドラインから外れている
脂質が低く。炭水化物が多い
×食物繊維が含まれていないので、便秘、肥満、糖尿病、腸内環境悪化(悪玉菌)の恐れ
×食塩相当量 0.57g/300g 2.8g/日で 推定必要量1.5g 目標量6g未満
×微量元素 セレン、ヨウ素、カルニチンが長期摂取で欠乏症の報告
その解決策を試行中
→体重急増を抑えるため目標1040kcal
→朝1パック-昼1パック-夕1パックにして昼を減らし血糖値を均一に
→900kcalで少なくなった分にヨーグルト210gを追加して脂質とタンパク質を補う(昼と夕に105gづつ)
→難消化性デキストリンをお茶に溶かして食物繊維を補う
→食物繊維16g(食物繊維追加は退院時より実施)
→塩分不足は血液Na値に注目
→微量元素は将来ミキサー食を準備、練習しながら、時期を見て実施します
変更後 1040kcal(13単位)
炭水化物57.9% たんぱく質17.8% 脂質24.3%
食物繊維16g
効果検証中です
他に栄養管理している胃ろうの先人も見当たらないし、
私は妻専属の非公認の管理栄養士です。
■効果を保証するものではありません
「個人の感想です」「効果には個人差かあります」
栄養剤は医薬品であり、訪問医には了解を得ております。
妻の特殊な事情(糖尿病で寝たきり)に対する
個人の判断で独自の考えによるカスタマイズであります。
健康な胃ろうの人に問題があるわけでなく、
栄養剤を否定しているわけではありません。