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光る耳かきを単三仕様に改造2024年12月08日 07:30

連日、雨です。
介護用品の小ネタです。

8年前、耳垢が固まって外耳炎となって以来、
耳の中を見ながらの耳掃除をするようになり、
光る耳かきはよく見えるので大変重宝しています。



---光る耳かきの効能-----------------


■綿棒の耳掃除で、耳垢が詰まって聞こえなくなった 2016/6/20
 
耳垢には人によって乾いているタイプと湿っているタイプの二つがあるそうです。妻はその湿っているタイプです。
それまでは、風呂上りなどたまに綿棒で掃除していました。
聞き返すことが多くなり、「テレビの音が聞こえない」というので
耳鼻科へ行ったところ、耳垢が固まって外耳炎となっていました。
 

 
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しかし、7-8年経って電池が無くなり、新しくまた1本購入しました。


ボタン電池はAG3(LR41)x3個であり、
電池交換するより1本買った方が安いのです。

使用時間は少ないので7-8年は持ちましたが
また7-8年後、光る耳かきが売っているかどうかわかりません。

そこで、電池切れの方を改造して、
ボタン電池を単三で使えるようにしました

分解すると、3個直列で4.5VをLEDに直接つながっています。


スイッチは簡単な構造です。


USBの5Vでも使えそうですが、壊れたLED照明がありました


ケースは割れていますが、
単三x3本でちゃんとしたスイッチが付いています。
LEDx3個に保護用20Ωの抵抗が直列に入っています。
電池ケースとスイッチ、20Ωを使いました。

LEDには直接、線をはんだ付けして


電池ケースにはんだ付けして、完成。






胃ろうにミキサー食の注入やってみた2024年12月11日 18:42

在宅での胃ろう注入も1か月を超えました。

私は妻専属の非公認の管理栄養士です。(非公認の看護師でもあります)


ラコール半固形栄養剤を1200kcalでは
糖尿病で寝たきりが多い妻の場合は問題点があり
900kcal+ヨーグルト+デキストリンにアレンジして
糖尿病のガイドラインのPFCバランスにして
食物繊維を補いました。 


その結果
・1日の炭水化物が60%以下となり(糖尿病のガイドライン)
・夕食前の血糖値も低くなり
・1040kcalとなり、体重も落ち着いてきました。

■残る問題点
ラコール+ヨーグルト110+デキストリンで 残る問題点

・便秘ぎみ 
・食物繊維15g補っているが、難消化性デキストリンは水溶性食物繊維である
 不水溶性食物繊維が補えず
微量元素の不足の心配
 半固形栄養剤には微量元素(セレン、ヨウ素、カルニチン)が含まれていない
 長期使用には欠乏症に注意

特に、現在の問題は、1週間便が出なかったり、紫色尿バック症候群
その原因は不水溶性食物繊維が不足して、便の量が少ないためと思われる
(水溶性食物繊維は難消化性デキストリンで補給している)

----不水溶性食物繊維----
不溶性食物繊維は、胃や腸で水分を吸収してふくらみ、便の量を増やすことができる。また、糖質や余分な脂質、ナトリウムなどを吸着し、便と一緒に体外へ排出することができる。不溶性食物繊維を多く含む食品には、ライ麦や玄米などの穀類、小豆や大豆などの豆類がある
----------------web情報-------

押麦入りのご飯や納豆が不水溶性食物繊維を補うには最適です


■ミキサー食注入のメリットとデメリット

webには「胃ろう ミキサー食注入」で検索すると、多く見つかります。
特になぜだかこどもの胃ろうに推奨が多い。

メリット
食物繊維が豊富で下痢の改善(不水溶性食物繊維)
天然の多様な食材が摂取できる  
 ミネラル・ビタミン、微量元素などが初めから含まれているので、微量元
 素欠乏症のリスクが軽減します。
・栄養剤に不足する塩分を補充できる。
・味噌やヨーグルトなど発酵食品により、栄養剤に無い菌を補い腸内環境が良くなる
糖尿病腎症に対して、必要なエネルギーやたんぱく質など栄養成分を自在に調整できる
 糖尿病はじめ肝不全、腎不全など各種病態別の栄養剤が市販されているが
 市販の栄養剤では費用が発生する。
市販の栄養剤よりは安価にできる。
・食物アレルギー(妻には無関係)対応が可能

デメリット
・妻の場合は栄養剤は医療費として費用がかかっていないので、
 逆に食材費が発生してしまう
注意点は粘度とチューブ閉塞があるが 工夫が必要である
 ミキサーを十分かける。でんぷん分解酵素。など


■ミキサー食の注入やってみた

昼食のみを置き換えてみました。


・1日目 押麦入りの軟飯+納豆+牛乳+アマニ油(ω3脂肪酸)
具沢山酒粕味噌汁(野菜144g)


383Kcal 
 塩分1.1g たんぱく質14.6g 炭水化物54.8g 脂質10.9g 食物繊維8.2g
 食材費111円
すべてをブレンダーで攪拌して、お湯で粘度調整。(ご飯がべとつく。)






・2日目 親子丼(もも肉+卵)+デキストリン+アマニ油(ω3脂肪酸)
(野菜147g) 


400Kcal
 塩分1.5g たんぱく質23.2g 炭水化物51.1g 脂質9.7g 食物繊維7.6g
  食材費184円





■ミキサー食の課題と今後

・手間がかかる(栄養計算と粘度調整) ・・・胃ろう以前と同じ程度の手間
・食材費がかかる。…120円/1食  ・・・胃ろう以前より安価
・量が増える約600g(ラコール+ヨーグルトで410g) ・・・補給水分量を減量
かなり注入が重たい 
  粘度を下げるためお湯の適量を探る

→便と血糖値はどうか、見ながら、昼食のみをミキサー食で続けてみます




低ナトリウム血症で塩分補充2024年12月16日 12:48

■塩分摂取量
ラコール栄養剤は300gあたりは0.57gしかないので、
現在の食塩相当量は
ラコール3パック+ヨーグルトで1.9g/日 
ラコール2パック+ミキサー食で2.5g/日程度です。
「昼だけミキサー食を注入」は本日で1週間続けています。

「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では必要量1.5g、
目標量6g未満でした。

入院前の9月平均は5.6gで、入院中の栄養剤でも2~4gでした。

■血液検査でナトリウム少ない

入院中11/5の血液検査では、ギリギリ問題なかったのですが・・・。
ナトリウム 136mKq/L 基準値135-149
カリウム 4.2 基準値3.5-4.9

本日、訪問診療の先生から血液検査の結果の電話があって
血液検査でナトリウム少ないので、塩分の補給を始めてください
とのことでした。

12/13 訪問診療時の血液検査では、ラコールの影響が出ているようです。
ナトリウム 117mKq/L 低い
カリウム 6.2mKq/L 高い

■低ナトリウム血症---倦怠感、傾眠は思い当たります

低ナトリウム血症の症状
倦怠感、傾眠・・・実感あり
重症化‥意識障害 けいれん 浮腫(むくみ)

原因
「塩分摂取量の少なさ」
「水分過剰」
腎盂腎炎で腎臓の保護のため尿量2200ccにするため、
飲料を1350ほどにしているので「水分過剰」かもしれませんが
入院前と同じ尿量です。
心不全が原因で「水分過剰」もあるらしい


■食塩の補給

水分摂取も若干少なくして、塩分補給します。
急にあげるとまた問題なのでゆっくり補給します
現在2g/日→4g/日ほどを当面の目標にします(段階的に5g/日へ)


お茶に食塩追加   ・・・1日1.2g追加
ポカリスエット 100ml当たり0.12g (300で0.36)
経口補水液OS-1 100ml当たり0.292g
300gのお茶に0.4g追加

ミキサー食の 酒粕+味噌→味噌   ・・・1日0.8g追加
以前は塩分を6gに抑えるため酒粕を混ぜましたが、味噌だけにします

計量器を検討中
0.4gを計るのに最小メモリ0.1gの秤では精度が落ちます。
0.01g最小メモリを検討中です。
 ポイントが1/16ごろなのでそこまで待つか、待てないか・・・。

0.4gを3回では誤差が多いので、
1日で追加する1.2gを目分量で3等分して誤差を1/3にする

■カリウムについては様子見ます

食事でのカリウム摂取量は、ミキサー食でも2g以下なので、
食事による改善方法はありません。

以前から、訪問診療の血液検査ではカリウムの値が高く出ることがあります
カリウムの少ない栄養剤やカリウムを下げる薬の紹介もありましたが、
何もしなくても下がったりするので、様子見ます。