多病息災:在宅介護で私が落ちた4つの落とし穴 ― 2017年07月05日 22:43
その結果、一つは筋肉量に依存しない精密検査で正常値でした。
もう一つは、薬で劇的に改善し、今後薬を続けていくことにしました。
在宅介護のなかで、だれもが心配することは
介護者自身が病に倒れることです。健康維持には気をつけたいと思います。
---さて、本題。
「在宅介護の失敗から学ぶノウハウ」をまとめてみました。
妻が倒れて11年3ヶ月。在宅介護6年9ヶ月になります。
最初の3年4ヶ月はデイケアを使っていましたが、
現在はデイケア、ショートステイを使わず、
入浴もリハビリも自宅で完全在宅介護しています。
散歩や排便タイミングを自由にコントロール出来るのでストレスがありません。
訪問看護も利用せず、入浴から料理まで手探りの介護だったので
私の無知と勝手な思い込みが寝たきりの妻を病にしてしまいました。
最近の歯科以外に耳鼻科、皮膚科、内科のお世話になったのです。
きっと、訪問看護でアドバイスがある項目かもしれませんが
アドバイスより失敗によって切実に教訓になりました。
在宅介護6年9ヶ月で私が落ちた4つの落とし穴です。
■歯磨き粉をつけないと歯が着色する 2017/6/26 歯科
在宅介護6年9ヶ月で時々、「歯が痛い」というので歯を見ると
茶色い着色が所々にあり、歯科を受けました。
「歯が痛い」件は「食いしばり」らしいので対応はできませんでしたが
着色と歯石は定期的に見てもらうことになりました。
それまで歯磨きは、口に食物が残るので毎食後やっていましたが、
歯磨き粉が残るので使わず、水だけでやっていました。
歯科医師によると、
「歯磨き粉は口に残ってもよい。むしろフッ素など残した方が良い。」
ということで、
以後、夕食後の歯磨きは歯磨き粉を、
寝る前に殺菌のデンタルリンスをスタートしました。
http://kkosshy.asablo.jp/blog/2017/06/26/8604918

耳垢には人によって乾いているタイプと湿っているタイプの二つがあるそうです。
妻はその湿っているタイプです。
それまでは、風呂上りなどたまに綿棒で掃除していました。
聞き返すことが多くなり、「テレビの音が聞こえない」というので
耳鼻科へ行ったところ、耳垢が固まって外耳炎となっていました。
以後、「耳の中を見ながらの耳掃除」にしました。

■不随の手指の間が水虫になった 2013/9/24 皮膚科
入浴後や夏の汗で指の間にも湿気が残ります。
特に不随の手は密着したままになるので、水虫になりました。
手の指にも水虫になるのは無知でした。
以後、入浴後は、よく拭き、ガーゼを挟んでいましたが、
夏を前に2014/5/25 軍手を改造して「手の指カバー」を作成。

■好きなもの好きなだけ食べると病気になる 2015/3/12 内科
2014年の不明熱騒動から、毎日の「野菜ジュース」と、
回復して週3回の「ケーキ屋めぐり」が習慣になって
半年経過したとき、血液検査HbA1cで一発。糖尿病の診断になりました。
糖尿病になってはじめて「食品交換表」を知りました。(無知)
食べる量や種類の指針になります。
「好きなもの好きなだけ食べる」から
「必要なものを必要なだけ食べる」へ変えました。
・食事日誌によるカロリーとバランス管理をする。
・野菜を350g以上食べる、
・先に野菜を食べる。
・ケーキストップ。
現在、844日(2年4ヶ月)ノート15冊。続いています。

□血液検査の勧め
糖尿病が発覚した血液検査では、他にも高脂血症、肝機能異常があったので、
以前からわかっていた高血圧も合わせて治療していきました。
今は食事療法と薬で、これらの数字は改善しています。
せめて、血液検査だけでも受けられないかと問い合わせたこともありましたが断られました。
今は、治療中なので血液検査を3ヶ月ごと出来ていますが、
病気ではない在宅介護でも、健康診断(せめて血液検査)をお勧めします。
以上、