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「幸せになる勇気」2017年08月13日 13:32


「幸せになる勇気」  岸見 一郎 /著, 古賀 史健 /著
 

「嫌われる勇気」の続編です。
「嫌われる勇気」はビジネス書ランキングの年間2015年には1位だそうです。
 
今年の4月7日に「アドラー心理学入門」を書店で見つけて
考え方に納得し、お気に入りになりました。以来4冊目になります。
 
 
今回は図書館で予約して、2ヶ月待ちで昨日入りました
6月18日「嫌われる勇気」と「幸せになる勇気」を同時に予約したのですが
まだ人気があって、「嫌われる勇気」は80人待ち、「幸せになる勇気」は30人待ち
 
そんなわけで、先に続編「幸せになる勇気」の方を読むことになりました。
先に予備知識を持っていたので、わかりやすいです。
その日のうちに読み切れました。
 
本日、8月13日時点で
「嫌われる勇気」は63人中33位待ち、「幸せになる勇気」は13人待ちでした。
 
 
青年と哲人の対話の形式で話が進みます。
前半は青年が教師で「叱らない、褒めない教育」について論議しているので
いつになったら「幸せ」について出てくるのかと思いましたが
前半の「自立」に絡めて、後半になって、「信頼」「愛」「幸せ」が出てきます。
 
 
■新しい気付き
 
★悪いあの人 かわいそうなわたし
 
カウンセリングの三角柱 
多くの相談は「悪いあの人」を非難するか「かわいそうな私」をアピールする。
これは一時のなぐさめにしかならない
この2つには語り合うべきことが存在しないから聞き流す。明日から変わらない。

本質の解決にはこれからどうするか」を語り合う
過去を語り合うより、未来を語りたい
 
★愛し、自立し、人生を選べ
 
愛とは「決断」である。
愛する勇気。幸せになる勇気
愛することによってのみ、自己中心性から開放され、自立を成しえます
他者承認でなく、自らの意思で自らを承認する=自立
 
すべての悩みは対人関係にある。すべての喜びもまた対人関係から生まれる。
 
与えよさらば与えられん
愛される人生ではなく愛する人生を選べ
 
愛とは「二人で成し遂げる課題」=幸福である。
 
「わたし」や「あなた」よりも上位の不可分な「わたしたち」の幸せを築き上げること。
人生の主語が変わる。「わたし」から「わたしたち」へ
 
自立とは「自己中心性からの脱却」なのです。
愛は自立です。大人になることです。
 
あらためて 助けを求めることを含めて「自立」と
「わたしたち」の幸せを築き上げたいと思います。

 
■なぜブログするのか
 
この本を読みながら、「なぜブログするのか」、自問しました。
それは「悪いあの人」「かわいそうなわたし」 でもないし
「これからどうするか」 でもない。
「賞賛要求」でも、「他者承認」でもない。
 
”褒めることは能力のある人が能力のない人に下す評価であり目的は”操作”である。”依存”は永遠に満たされることのない生を送ることになる
私の価値は自らが決定すること。これを「自立」とよぶ”


ブログをやるのは・・。
 
一つは「貢献感。だれかの役に立っている。」
二つ目は、「他者とのつながり」


のつもりだが、いずれもあまり実感がない。

顧みればランキングを気にするのは「他者承認」。少し反省するところがある。

”貢献感もまた「自己満足」でいい。そこに「賞賛「や「承認」「見返り」を求めると
「他人の期待を満たす生き方」になってしまう。”
ということなのだが・・。
 
同じ志の人とつながりたいと思っています。
その第一歩、理解者がいなくても、賛同者がいなくても
はじめるのは私です。
 

■宗教と哲学
心理学は科学、哲学 真理

宗教、哲学、科学の共通点
 出発点…救済 どう生きるか
 真、善、美 ‥心を扱う

宗教とは「物語」によって世界を説明する…偶像、神、救い
 「神」の名のもとに「すべてを語る。すべてを知っている。

哲学は抽象の概念によって説明する。生きる態度。
 自分の知識が完全でないことを知っている。
無知の知:自らの無知を知っているという点において私は彼らより知者である。
共に考え、共に歩く

 
■今までにもあった内容

・課題の分離…あなたは他者の期待を満たすために生きいるのではない
        他者もまたあなたの期待を満たすために生きているのではない
・目的論:過去の出来事によって決定されるのではなく
 その出来事に「どのような意味を与えるか」によって、自らの生を決定している
・「いま」が過去を決めている…歴史も自分も都合のいい出来事を選択している
 過去の悲劇を「教訓」や思い出」と語るか「トラウマ」と語るか
・縦関係 叱ってはいけない。褒めてもいけない
・自分の人生は自分で選ぶことができる
・教育の目標は「自立」である。
・強制し得ないもの「尊敬」と「愛」
・承認要求を否定する 他人の期待を満たす生き方を選んではいけない
 他人の評価を気にすると自由が奪われる。
 自由な生き方なら承認を求めてはいけない
・褒める=競走=敵=駆け引き、不正 縦の関係 上下関係 競争原理
 →横の関係 協力原理の共同体 対等 民主主義の心理学
・劣等感 人間は不完全な存在としてスタートし、劣等感を経験する。
 努力と成長の促進剤
・共同体感覚 一人では生きていけない弱さ 生の根本原理
 他者とのつながりを希求している。
・所属感 孤立したくない 
・すべての悩みは対人関係にある。
・幸福とは貢献感である。だれかの役に立っている。
 
 





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